「海外の大学に進学した人たちはどう英語を学んだのか」レビュー

おうちえいご園の辻めぐみです。
今日は本のレビューです。

「 海外の大学に進学した人たちはどう英語を学んだのか 」


2023年4月に発売されSNSでも話題になっていた本

加藤紀子著、「 海外の大学に進学した人たちはどう英語を学んだのか 」(ポプラ新書)を読みました。

加藤紀子さんといえばずっとAmazonでベストセラーとなっていた「子育てベスト100」で有名ですね。



この本では

・日本で生まれ育ち
・高校までインターではない日本の学校で教育を受け
・海外の大学に進学した人

の英語学習方法が紹介されています。

教育資金が潤沢にある富裕層向けの話ではなく、奨学金等を活用して日本の大学に通うのと同等または負担ゼロで留学を実現しているケースをメインに紹介。生育環境としても多大な英語投資をされたわけでもなければ帰国子女でもない人たちが事例として登場します。

留学に必要な力って?

実際に近年留学した方が書いた文章も多く掲載されており、苦労した事も書かれています。

現地で感じた英語力の壁には、おうち英語をやっていた子供達であればさほど苦労しないであろうことも含まれていました。リスニングー特に雑談の聞き取りやスピーキング、英語の細かなニュアンスまで分かるか、多様性や異文化への理解等々ですね。

一方で英語力とは直接関係のない留学に大事なマインドセットも多くありました。私なりの言葉でざっくり言うとどんな場所でも生き抜く力。細かく言うと、コミュ力、切り替え力、精神力、がんばる力などかな。本書では近年英語関係なくよく言われているグロースマインドセットとグリッド(やりぬく力)についても書かれていました。私自身は海外留学していませんが仕事で海外に行くたびに強く感じたことばかりでした。


最後の章やコラムでは、グローバルキャリア形成のお話や海外出願に必要なもの、奨学金の話などのおおまかな情報もまとめられていました。ぜひ本書を手に取ってお読みください。

ちなみに本書には、本人の強い思いから海外留学を目指したお子さんばかりが紹介されています。自分が学びたい事、やりたい事がしっかりあるって何をやるにしても強いですよね!!


<余談>
留学希望のお子さんはオンライン英会話をしている子も多いですが、英語や海外に対してやる気がある子はOutschool(アメリカ発のオンラインスクール)をやって留学に備えたらいいのに!!と読みながら思ってしまいました。Outschoolでは先生と一対一ではなく「クラスメイトがいて」「教科学習やテーマ性のある授業」を受けるスタイルの対面オンラインクラスが充実しています。留学を検討しているやる気のある中高生にもとてもおすすめです。14万クラス以上から選べるので学部で学ぶ内容に近いアカデミックなものもきっとあるはず。

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