文字読みが進まない子にも…英語音読の効果。


乳幼児期からおうち英語を続けていたら、いつかは「英語の本を自力で読める」の段階に入りたいですよね。

日本語だと絵本を毎日読み聞かせているうちに自然とひらがなが読めるようになる子も多いですが、英語の読みはずっと複雑なのでそうはいきません。適切な時期からしかるべきサポートをして初めて「自力読み」段階への接続が可能となります。

おうち英語としてはたぶんここが一番難しいし挫折する方も多いのが現状ではないでしょうか?

我が家もご多分に漏れず?2人目の娘は英語の「読み」の進みが芳しくありませんでした。

今日は娘のケースをご紹介しますが、子どもの言語習得は「こうすれば必ずこうなる」「〇才になったらコレやればOK」がない個人差の大きいものです。100人いたら100通りの進み方があると思うので一例としてお読みいただければ幸いです。

文字読みが不得手な娘のケース

読み聞かせはまぁ好きだけど、自力での文字読みにおそらく得意でない娘(今小1なりたて)。

本の虫野郎wの長男とは真逆のタイプです。

娘は
フォニックスやサイトワーズを取り入れても英語が読めるようになりませんでした。

4才過ぎから↑をやり始めて1年半くらいたってもまだ自力読みに至らなかったです。(意味なかったという事では全然なくて、「それだけ」では読めるようにならなかったという意味です。)(あと、今思えば長男がスムーズ過ぎただけで、長い期間かかるのは普通)

文字読みに「焦りは禁物」と自分の邪心を戒め、3-4年生位で自力読みを目標に、本人のプレッシャーにならない事を優先にゆっくりゆっくり進めてきました。

↑4才の終わり頃。暗唱

音読を習慣化してからの変化

英語の読みには、フォニックスで文字の規則を学んだりサイドワーズを暗記することも有効ですが、出来る事はそれだけではないです。(それらなしに読めるようになる子もいるくらいなので)

おうち英語家庭で毎日取り組めて必要なリソースも比較的揃えやすい取り組み、昔からの定番で着実なやり方といえば「音読」ですね。

英語音読の効果

音読には言葉の力を磨くのに多くの良い効果があり、英語回路を作るのにも有効と言われています。
単純に英語を読む力だけでなく、リスニング、スピーキング、発音にも効果ありです。

↑5才8か月頃

娘は4才頃からぼちぼち暗唱をやっていましたが音読習慣まで至らずまばらにやっていました。(レベルがあってないものも与えてしまってましたね~。本人が好きでやっていた分にはよかったかと思いますが)

そして5才を過ぎてから、後述の講座を受け音読を日々の習慣にしました。

毎日の英語音読を習慣化してからも、はじめはなかなか「読めるようになってきた」兆しが見えませんでした。
(音読の成果は一朝一夕にでるものではない)

でもある日突然「お?ちょっと分かるようになってきた?」という姿が出てきたんです。

少しずつ、ゆっくりですが着実に日々の音読で読む力をつけていっています。この先も時間はかかりそうではありますが「こうやっていけば大丈夫」という方向性が見つかって安心しています。

ちなみに、娘の場合は音読に入る前の段階でたくさんの英語の音と語彙が頭に入っていた事が、今思えば功を奏して今良い感じに回っていると思います。やっぱり文字読みは早ければ早いほど良い!というものではないですね。

↑6才直前 暗唱からちょっとずつ文字認識に…

おうち英語多読トレーニング講座を受けました

実はうちの子供たちが音読を習慣化できるようになったのは、大阪でおうち英語x多読のハイブリッドな英語教室を運営するmasami先生の「おうち英語多読トレーニング講座」を個人的に受講したのがきっかけです。


受講するまでは、暗唱や音読をまばらに好きな時だけやっていて、ラズキッズやORT(ORC)を使ってのステップバイステップな取り組みは出来ていませんでした。

ラズキッズの音読は一度挫折したんです(うちもそう、という声が聞こえてきそう)。

音読と多読で着実に英語力を伸ばすやり方はうちには無理なのか…と諦めかけていた時、まさみ先生に相談してみたら色々と目から鱗な考え方ややり方が…。

リーダーズや音源の活用も改めて学び直すことが出来ました。

まさみ先生のやり方は、メソッドがちゃんとありつつも、子どもを型にギチギチにはめて強制するものではなく、子どもの気持ちを大事にしながら音読が進められ、娘に無理な負担をかけずに音読習慣化、多読路線に乗ることが出来ました。

おうち英語教室シャベリンガル代表・Masami先生
子どもから大人のべ1000名以上に指導経験のある、講師歴18年の英語講師。保育士・幼稚園教諭として日本の保育園やオーストラリアのプリスクールで勤務。オーストラリアで児童英語講師養成コース修了およびJ-shine小学校英語指導者資格認定。大阪府職業訓練校 児童英語インストラクター養成科 専任講師として講師トレーニングや大阪府の公共英語交流授業専任講師として小学生の英語指導に務める。ケーブルTV 子ども向け英語教育番組『えいごであそぼう』『えいごで学ぼう』番組シナリオ構成・制作・出演 を経て、2017年、おうち英語でバイリンガルを目指す、English Studioシャベリンガルを立ち上げる。13歳と6歳のバイリンガル育児中。

テレビ番組制作や通訳にも携わっていらした児童英語界のすごい先生で、大阪の教室も常に満席、遠方からも教室に来たがる方がいるほどの評判と人気です。保護者はおうち英語アドバイスも受けられるという、我々おうち英語親にとっては理想的なスタイルで、子どもたちの英語力が他の教室では類を見ない伸びを見せています(先生のインスタストーリーズにたまに教室の動画が上がってます)。おうち英語多読トレーニング講座はオンラインで全国から受けられるので、私も東京からオンラインでお世話になりました。トレーニング講座の対象は5才以上のお子さんを持つ保護者です。家庭内だけで英語の読みを習得するのは一般的にはなかなか大変だと思います。今は探せば読み書き力をつけるプログラムは複数の選択肢があるので頼ったらいいのでしょうが、国内展開の大半がおうち英語キッズ(母語方式の子)向けではなく、英語を外国語として学ぶ子どもたち向けのように思います。だからこそ”おうち英語キッズ”をみるプロでもあるmasami先生の講座を私は激押しします。おうち英語多読トレーニング講座詳細

音読嫌いな長男のケース

子供によって好き嫌いが出やすい音読。

次回は、文字読み自体は得意だけど「音読」に乗り気ではなかった、
学校の宿題の音読も嫌いだった長男のケースを書きたいと思います!