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おうち英語園の辻めぐみ(@eigohome)です。
音読協会バイリンガル絵本読み聞かせインストラクターとして活動しています。
インスタとおうち英語Voicyもやっています。
このブログの読者さんには就学前のお子さんを持つ方が多いと思います。
先日、娘の入学に際して保護者説明会に出向いた所、小学校の先生から「入学までに家庭で気にかけておいて欲しいこと」のお話がありました。現在小2の長男入学のときも別の先生から同じような話を聞き、実際に子どもが小学校生活を送ってみて優先順位が高いと思う内容でしたのでブログでもシェアしようと思います。
自分に再度言い聞かせる気持ちで書きます。
※春に入学予定のお子さんがいる方で、ここに挙げている事がまだ出来なくても落ち込まないでくださいね。入学してからでも子供は日々成長しますし、案外すぐ適応するかもしれません!ちなみにうちの子もまだできない事や苦手な事、自立が甘い所はあります。
※日本の公立小学校で教育を受ける日本語が母語のお子さんを前提に書いています。(一般的でないバックグラウンドを持つお子さんの場合、自治体から特別なサポートが受けられる可能性もあるのでここに書いた限りではありません。)
※子供の通う小学校の先生から2年前と今年聞いた話です。学校によって違う事も多いのであくまでも一例、ご参考までにお願いします。
伝える力が重要
大人のほうから「どうしたの?」と聞かなくても自分から大人に伝える力が必要。
特に「トイレにいきたい」「体調が悪い」はすぐ伝えられるようにしておいて欲しい。
例えばこんなシーン
・授業中にトイレに行きたくなって漏れそう
・体調が悪い
・困りごと、友達間のトラブルを先生に伝えたい
・学校からの連絡事項や困りごとを親に伝えたい
・給食に関する苦手や量の増減を先生に言いたい
・忘れ物をして困っている
<うちの場合>
体調不良時の伝え方ー 例えば具合が悪い時に子どもが先生に対し「だるい」「つかれた」「ねむい」という言葉を言っても、先生の立場からしたらとても分かりづらいですし、言い方によっては取り合ってもらえないかもしれません。家で子供が親に体調不良を訴えてきた際は、「つかれた」や「なんか痛い」で終わらせず、どこがどう具合が悪いのか、どのくらい痛いのか、普段とどう違うのか?を言語化して大人に伝えるよう教えています。※特に熱中症の危険がある時期に徹底して語彙を教えました。
困りごとや友達トラブルは、大人でも人にうまく伝えるのが難しいことがあるかと思います。
ましてや忙しい小学校の先生が相手ですから…もじもじしていたらしっかり聞いてもらえないかもしれません。うちの娘は親以外の大人と話すのは苦手で・・・こういうのがあまり得意じゃないんですよね(泣)普段から家でどんなふうに日常の出来事をシェアしているかが効いてくると思うので意識しています。
↑入学準備とは直接関係ないですがオススメの本
すべての子どもに「話す力」を――1人ひとりの未来をひらく「イイタイコト」の見つけ方 竹内明日香 (著)
防犯の観点から考えても、「大人に伝える力」「見知らぬ大人ともやり取りできる力」(=助けを求める力)は大事だそうです。こちらの本で読みました↓
子どもは「この場所」で襲われる (小学館新書) 小宮 信夫 (著)
生活面の自立、自己管理
入学前の子供達は保育園幼稚園の先生を頼りにできていたでしょうが、入学後は自分でやること、自分で考え判断してやることがぐっと増えます。
自分でできるようになりたいこと
・トイレ
細かく言うと洋式・和式どちらも使えるか(学校では洋式を選べても校外学習で和式を使う事も)
用をたした後、和式でもお尻がちゃんとふけるか
和式トイレ、公園等で使いますが、いつも親サポートありで使っているので一人でもできるかどうかは未知だわ… 今度ひとりでさせてみよう
・靴の履き方
混雑する靴箱前では、座って靴の脱ぎ履きができない事も多い。立ったまま履けるほうが良いとのお話でした。
・自分の持ち物の管理
親が準備しすぎると「これ誰の?」と聞いても自分の持ち物だと認識していない子がいるそうです。親子で、または本人に準備させ、親がチェックする形が良いと先生が言っていました。
・時間に合わせた行動
時間を意識して欲しい&時計をだいたいでもいいので読めたほうがいいとのこと。
(これは幼稚園・保育園の年中年長で意識付けしてくれる園も多いと思います)
・通学路把握
帰りに迷子になる子が毎年数名いるとか…
防犯と事故防止の意味でも、通学路や道路の歩き方、信号のわたり方は普段から伝えたいですね。
・配膳
給食は、子どもがトングやおたま、しゃもじを使ってよそい配膳するので、家でもお手伝いで慣らしてあげたほうがよいとのことでした。
勉強面
みんな同じ教科書、同じ帽子等持っているので自他の持ち物の区別ができるよう自分の名前の読み書きができると良いです。
とのことでした。ほんとにそれだけ笑
確かに公立小の1年生の学習ペースは本当にゆっくりでした。最初は勉強スタートというよりも、学校の環境に慣れる、椅子に座っていることに慣れることから始まるので、過剰に焦る必要はないのではと思いますが、余裕があれば最低限ひらがなカタカナの読み書きと学習への心構えは準備するほうが本人が楽で自己肯定感を保ちやすいと私は思っています。
就学前の座学について、私の個人的な考えを一応書くと…、「勉強ってたのしいな!」「自分は勉強ができる!」という気持ちを育てる目的で取り入れてきました。うちは基本先取りなしです(英語以外はw)。長男の時は幼児教材はあれこれ手をだしました。主要な物はほとんど試したかも…。妹は元々そこまで知的欲求は持ち合わせていないタイプなので、一番コスパな幼児ポピーを楽しくやっています。(2才向けからありますが)年少から取り始めて、長い期間を経て・・・最近やっと自分から持ってきてやるようになりました。簡単なのでお勉強というよりも、親子でやり取りする媒体として日本語の強化に役立てています。入学以降も小学ポピーを続けます。市町村の教科書に合わせた内容の教材が届くので授業の予習復習も含め使えるかなと思います。
さいごに
おうち英語をやっていると、つい子供の英語力に気持ちが向き過ぎになる事も正直あります。英語は継続しないと力が落ちてしまうため、常に気が抜けない、というのが本音です。
が、いざ子どもの立場になって入学に向けた「本人の”今”の幸せ」を考えると、小学校の先生が挙げた上記のような事柄が最優先だなと改めて思いました。(優先順位が高いってだけで、これら以外のことや英語は全部後回しでいい、力を入れなくていい、と思っているわけではないですよ~)
子が小学生になると直面する事実
— 辻めぐみ@おうち英語園ブログ (@eigohome) June 25, 2022
・日本語力が全学業成績に直結
・幼児期のことばの基盤が大事
・生活スキル、対人経験、実体験が豊富な子
のほうが学校生活が幸せ
英語は将来必ず役に立つけど目下の本人の幸せを考えると最優先すべきは英語ではない。先生や小学生おうち英語ママとよく話題になる
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