ハマって読みたい英語絵本Dr.Seussシリーズ

ライミングが多い英語絵本としてよく紹介され、
またアメリカの教師たちから長年愛され学校教育でも多く採用されているDr.Seussシリーズ.

辻めぐみ
辻めぐみ

誰もが認める「良書」とは知っていたけれど、何度チャレンジしても親子してハマれず…。特に、あの独特な画風が受け付けかった…!でもある事がきっかけでハマることができました。

Dr.Seussの絵本

・ライミング豊富、リズミカルな英語、繰り返し
・フォニックスにも
・奇妙な世界観
音読に最適(声に出して読むことが楽しくなる本)

・サイドコンテンツも豊富(動画、ラップ、アプリなど)

まずはDr.Seussってどんなタイトルの本があるの?
ということで、

簡単な順番に紹介していきます。

Dr.Seussの人気絵本(レベル順)

Dr.Seussの公式サイトでも年齢別に表示することが出来ます。

ただし日本で手に入りにくい本や、本来は3才向けじゃないけど音源がなるために3才~OKとなっている本も表示されているため、このページではいくつか日本で入手しやすいものをピックアップしました。

Dr.Seussの人気絵本を易しいものから順に紹介していきます。

本の形態、バージョン、セットがいろいろあります

Dr.Seussは本国アメリカで50年以上前から愛され今も大人気のシリーズです。よって様々な種類、バージョン、セットになって発売されています。各本にハードカバー、ボードブック、ペーパーバック、省略バージョンがあったり、著者自身が書いた本、同タイトルを冠した別著者による本もあります。購入時はよく見てから決めるのがおすすめです。色々考えるのが面倒な方は以下のリンクから1冊ずつサクっと買うのでもよいと思います。

Dr.Seussは音源利用がおすすめ

CDを聞くと、独特のリズム、イントネーションで読まれています。「英語ならではの」というやつですね。なので簡単な本であっても音源を利用するほうが良いと思います。
キレイな音源をかけ流しに利用したい場合はAudibleのこちらのリストからどうぞ。


私はYouTube Musicに課金していて、その中にいくつかDr.Seussの公式CDで聴ける曲があったので重宝しました。Audibleのほかには、Dr.Seussの公式YouTubeも動画が豊富で、本をRapにして歌っているおもしろい動画もあっておすすめです。
というか我が家が親子でDr.Seussにはまれたのは音源やYouTubeのおかげです。プロの読み方がおもしろいのです。本の紹介の合間に公式YouTubeなども紹介するのでぜひ見てみて下さい。

Dr.Seussの中で一番簡単な絵本

※Dr.Seussの作品の中で簡単という意味です。

昨日はじめて英語絵本を読み始めた、というような方向けの「簡単」ではありませんのでご注意ください。

Dr.Seussの中で簡単な絵本

(Lexile指数)
Hop on Pop 190L
Green Eggs and Ham 210L 
One Fish Two Fish Red Fish Blue Fish  270L

5才の娘はGreen Eggs and Hamが大好きです。とっても変な話なんですけどね。「緑の卵とハム」と言う気持ちの悪い食べ物をしつこく勧めてくるSamに対し、友達が「そんなの大嫌いだ!絶対に食べない!」と大反発して回った末に、最後の最後に食べてみたら目の色が変わり何コレ超うまぁ!!!となるオチです。娘が音読するときは、アニメ動画や音源で聴いた声を真似て、まるで怒っているかのような声で読んでいます。

Dr.Seussの定番絵本

この辺からやや長めになります。

我が家は音読をしていてFox in Socksがお気に入りですが、途中からライミング満載の早口言葉のようになり、言葉遊びの絵本/英語音読の練習になるなぁとひしひし感じました。

Fox in Socks 380L
There's a Wocket in my Pocket 460L
The Cat in the Hat 430L
The Cat in the Hat Comes Back 450L
Wacky Wednesday 370L
YouTube活用

The Cat in the hatはYouTubeにアニメ動画もあるので検索してみてください。古いものと新しいものがあり、絵本の内容に沿ったアニメは古いものが多いです。

公式YouTubeには公式Rap動画もあります。
これがおもしろい!しかも公式ですよ…!何曲かあります。
公式YouTubeのラップはこちら

映像が古いですがビギナー向けの絵本映像のプレイリストも公式にあります。
Work BookのSingAlongも。

このラップ、Dr.Seuss…ならぬDr.Dreという名ラッパーの20年程前の曲に乗せているんです。
私は高校生の時にアメリカの親せきからDr.Dreを教えてもらい、毎日聞きこんでいたのでこの選曲には歓喜しました。Dr.Dreの元々の歌詞はとても子供に聞かせられる内容ではないからこそ、Dr.Seussという教育的な曲とミックスされているのがおもしろいですね。

我が家が現時点で楽しんだのはここまでの定番本です。
以下の定番絵本も今後読んでみようと思っています。

Dr.Seussの定番絵本2

Horton Hears a Who! - Lexile 600L
Oh, the Places You'll Go! - AD600L

セット売りの本

我が家は↑をAmazon中古で買いました。中古でもちょっと高いです(涙)でもまた別の本も今後買うと思います。
図書館にある本も多いのですがこの数冊は家に置いておきたくて買いました。「まずはお試し」の方は図書館で借りてもいいと思います(年季が入っていることが多いですが)

お買い得なのは一番最後のペーパーバックのセットだと思います。

以下はページ数が減らされた簡易版です。ボードブックなので年齢の低いお子さんを想定して作られたセットだと思われます。

Dr.SeussキャラのリーダーはStep Into Readingシリーズからも出ています。読んでいないので中身はよく分かりません↓ 冒頭にも書きましたように著者がDr.Seuss本人ではない本ですね。(Dr.Seussの技法?で書かれている)

もっと早くハマりたかったDr.Seuss

Dr.Seussの本、最適齢期は幼稚園生~小学校低学年向け(英語圏の子の場合)が多いようです。
せっかくおうち英語を乳幼児期から始めてネイティブ感覚が多少ある子であればそのくらいの年齢から触れ始めてもいいですよね。

うちの場合、Dr.Seussシリーズの本を初めて手に取ったのは長男生後6か月…(笑)それはDr.Seussがなんたるかも何も知らずにたまたまで早すぎたのですが、英語絵本のことを私が少しずつ分かってきてから読もうとしたのはおそらく長男が3才頃だったでしょうか。図書館にいくつかあるので何度借りたか分かりません。ところがまず親の私が何が面白いのか分からない(英語ネイティブ的センスの欠如)。しかも読みにくい。絵があまり好きになれない。そんなんじゃ子供だって好きにならないでしょうね…。
「英語あるある」で、マザーグースにしてもGood Night Moonにしても、「ライミングがあって心地よい絵本/歌」などと称されているものはストーリーよりもライミング優先で書かれているため、非ネイティブは直観的に楽しむのが難しいように感じます。作品自体は素晴らしいのですが、英語絵本を読み始めたばかりの人が読むと良さが分からない可能性が高いかもしれません。

そういえばDr.Seussのアプリの存在を知ってDLした事もありますが、その時もなんだかうまくはまれずじまいでした。今思えばとにかく絵が苦手だったかなぁ。親子で気に入って遊んだり音読したりしている方をみて羨ましく思ったもんです。もうDr.Seussには親しむことなくスルーになるのだろうと思っていました。よくネットや書店で見かける名作や良質教材(日本語でもあっても英語でもあっても)、一度は試そうとするのだけど、必ず自分の家に合うとは限らない。そういうものだと思っています。それがそれが…今回はたまたま、何がきっかけだったか…YouTubeでふとDr.Seussの公式チャンネルを見つけ…好きになれて良かった、という話でした。

さいごに

おうち英語の手法の1つとして大変有効な英語の読書。黙読するよりも音読するほうがずっと力がつきますね。Dr.Seussは音読するのが楽しくなる絵本、というか音読してナンボな絵本だと感じました!(長男は音読をあまりしてくれず、ちゃんと毎日継続するようになったのはほんの最近ですが…)