乳幼児のおうち英語でやらないほうがいいこと

【おうち英語でやらないほうがいい事ってありますか?】

先日私が運営する講座の質疑応答会で、
初心者の方からこんなご質問をいただきました。

私は「子供に英語を強制すること」を答えました。
まさみ先生からは「英語を勉強にすること」という主旨の答えがでました。

乳幼児期のおうち英語の場合、
かけ流しや動画視聴、絵本読み聞かせのような、
お子さんが受け身でも出来る取り組みをメインにするほうが
親子関係を良好に続けやすいです。
元来、乳幼児のおうち英語はそういうものだと思います。

昨今はお子さん自身のやる気や努力を必要とする
英語教室的な取り組みも人気があるのかな。よく見かけます。
(一番わかりやすいものだと3才児に文字を書かせる。
 復唱を要求する。子供からの返答を過度に期待したアクティビティなど
 子供の能動的な参加が必須になるもの)

お子さんが率先してやりたがる(誘導でもない。お母さんの顔色を窺っているわけでもない)
という場合は存分に楽しめばいいと思います。
そういうお子さんも一部にはいますし、SNSでは注目を浴びやすいです。

うちは長男が2~5才頃そういうのが好きな子だったのでやってました。
(プリスクールのアクティビティを真似したり)
2人目はそうでもなかったので控え目です。兄時代のやり方をなぞっていません。
要は「子供に合わせる」と「どの程度やるか」の話ですね。


他のおうちが目に見えて力がつきそうな取り組みをしているのを見て
自分の子供にもさせようと親が無理しなくてもいいんでは、と思います。

(やっている方・やりたい方を否定するものではありません。)

「何かを意識的に教えて覚えさせていくこと」って
即効性はあるかもしれないけど、それが原因でこじれているご相談も多いんです。
親と子であって、先生と生徒ではないからかなぁ~

親子オベンキョウや親子お教室スタイルは
今すぐ乳幼児期にメインでやるべきことではないかもしれません。

幼児期に親子でしか出来ない事が他にもたくさんあるので。

世間では、おうち英語家庭は
「そんなに小さいうちから家で英語の勉強させて!」と批判されることもありますが
そうじゃないのを一番知っているのは私たち。
いつか世間のイメージ通りのオベンキョウ方向におうち英語界が動いていくような気もしています。

おうち英語は時代とともに変化していくので
どっちが正しい、どっちが良いという事でもないかもしれません。
ただ、私の意見としては、家でお勉強やお教室的なおうち英語をやるのはオススメしません。

もし今後、小学校受験や中学受験で「英語」や「英検」がカギになってきたら、お勉強おうち英語がメインストリームになってしまうかも?
中国や韓国の英語教育熱レベルになって、あちらで起こっている子供を取り巻く問題が日本でも起こることを危惧しています。

 

話が飛躍してしまいました。

 まとめます。

【おうち英語でやらないほうがいい事】by おうちえいご園

・英語をオベンキョウやオキョウシツにする 
 (乳幼児おうち英語は英語を娯楽にすることから!)

子供に英語を強制する
 (英語は苦行ではなく楽しいことをするためのツール)



追伸:乳幼児開始のおうち英語と小学生開始のおうち英語は「混ぜるな危険」なので、もし小学生から英語に触れを始めたい、おうち英語ゼロベースという方が読んでいたらこの記事は忘れて去ってください。

追伸2:おうち英語も経過や年齢によっては勉強ぽいことを取り入れていきます。日本語も小学生になったら勉強するのと同じ原理です。