「おうち英語の流派を語る!」ちこさんと対談

おうち英語の種類と流派(スタイル)について

流派?宗派?何党?

分からんけど、おうち英語にはいろいろなやり方や考え方、思想があるのです。

流派と言っても決まり事や

本家本元や総本部があるわけでもなく

半分ジョークとして

勝手に語っているだけなので

真に受けずに聞いてくたさいね。

今回はおうち英語の初心者向けの内容ではなく、

中級の方に向けたネタも含んだおうち英語トークショーの形で

ちこさんとVoicyラジオでお話しています。

情報として、ではなくエンタメとしてご笑納ください。


以下は文字起こし編集です。

何で分類?おうち英語の流派

使用する教材やツールで分けるのは可能か??

例えば…

YouTube
アプリ
絵本、多読
パルキッズ
WWK
ミライコ
正統派DWE(正規)
異端DWE(中古…?)

etc..?

教材で分類するのは難しいかも?

「うちは教材内のものしか使ってません」という方は実践初期のみで、数年後は様々なツール組み合わせて使う人がほとんど。使うアイテムで流派を分けるのは無理があるかも。

(メインはDWEです、メインはパルキッズです、という方がいるのは確かです)

おうち英語流派の分類を挙げていく


<流派が分かれるポイントとは?>

・賛否両論あってどちらが良いとは一概に言えない部分


・向き不向きや好き嫌いが大きく分かれること

(そもそもの目標地点が違うこともあるー米国で通用するレベル目指してるのか、国内で英語がトップレベル目指すのか、英語に抵抗がない程度をゆるく目指してるのかなど)

思いついたものを挙げていきますね

①インタラクション最重視派


キーワードとしては

・語りかけフレーズ
・親子英会話
・スピーキング
・アウトプット

ツイッターよりインスタ/Youtube発信のほうに多く見かける印象。Twitterは日英のリテラシー教育に目を向けてる方が多いかも?

ちこさんはインタラクション重視派!
(推す理由はぜひVoicyでお聞きくださいね)

おうち英語親の発音へのスタンス色々


<語りかけする派の人、しない派の人>
・10年以上前の英語育児ではしない派が多数だったが今は語りかけ推奨の流れがきている?
・するしない2通りというわけではなくてグラデーション状に語りかけ量が違う

親の英語力への依存が大きい

派生して…
<親の訛った英語をどんどん聞かせてインタラクション派と、生ネイティブor音源インプット派>

話が飛躍して…

<英語話す外国人誰でもOK派の親/ネイティブ信仰/ネイティブかどうかより英語教授法、指導法、学位、指導経験重視派>

英語講師&日本語講師をしているちこさんのご経験談が興味深いので、voicy放送もぜひお聞きください。

②テクノロジー大活用派

<スクリーンに抵抗なし派とあり派>

動画、アプリ、音声ペン、電子書籍などなど
おうち英語というよりも家庭教育の方針がそれぞれ

対局となるのが

<絵本・木のおもちゃ原理主義>か
子どもにはナチュラルなもの、原体験となるものを…といった思想。スクリーンはあまり取り入れたくない派。おうち英語とだんだん相性悪くなってくるww(英語アプリとか動画を割と早期に取り入れる結果になりがち)

③絵本・多読路線派

英語の絵本読み聞かせに始まり音読、多読を推奨するスタイル。うちの長男はこの路線。妹の場合はミックススタイルが合いそう。子供によって親は流派を変えることもある。

キーワードとしては


・英語絵本
・音読
・多読
・リーディング力
あたりですね 

私の知る限りは中国韓国台湾もわりと読み書き導入や読書重視の英語教育が主流なイメージ。
幼児期は会話寄りで、会話ができてきた小学生からがっつりリーディングも入れるみたいな。あっちからの流れを汲んでいるのかも?

英語絵本、ORT、韓国のほうが流行ってるし在庫あるし安いから韓国から大量買いで取り寄せてる方も多い。

その他いろいろ

詳しくはVoicyにてお聞きください。



<おうち英語と外注併用派とおうち完結派>

<オンライン英会話無理にしなくていい派と毎日やったほうがいい派>

<英検受けさせる派と英検でおうち英語の力は測れません派>

<日本語重視派と英語ガッツリ派>(英語にかける比重)←放送では語り忘れた

辻めぐみ
辻めぐみ

はじめのうちは自分が選んだ党派/会派の信念を貫きたくなることもあるが、おうち英語を続けるうちにだいたいみんな変化し多宗教になり、多様性を認めるようになっていく気がしてる。
変化する理由は「子供」。
子供に合わせて流派も変わる。

日本のおうち英語という流派

台湾や韓国の英語教育の話を聞いてると大きなギャップを感じるのがその熱量と求めるレベル。

日本は子供に無理させない範囲で、親子関係に良い影響を与える形で展開されるおうち英語

日本で生きていくうえでは英語できなくても平気だもんね…

国際的なフレームでみると 

日本のおうち英語の流派をひとまとめにして「ゆるゆる流」なのかも。

危機感にあおわれずそういう風に英語と出会えるのは幸せなこと。

(先々の日本経済の行方によってはそうもいかないのかもしれない…)

全流派が結束しておうち英語を盛り上げよう

先日のWWK騒動の記事後半で書いたのですが、

日本の幼児英語人口少なすぎ問題ですよ。


やる人が少ない中どんどん沼化、マニアック化していき、派閥間や仲間うちでの議論はたくさん出ていますが…

フェミニズムの「一人一殺」に倣って、おうち英語に躊躇している保護者を誘いに行っておうち英語仲間を増やしましょうって思います(;^_^A

やり方や考え方、選んだツールが違っていると、自分のやり方が一番だと信じたくなること、私自身ありました。でも今はどんなメソッドや考え方からも学ぶことがあるなと思っています。

研究があまり進んでいない日本のおうち英語だから、いろんな情報(間違ってたり、偏ってたり、サンプル1だったり)が出てくるのも当然。(発信者は気を付けないといけないし、受け取る側は情報の精査が必要)

それでも、「おうち英語を伝えたい!知ってほしい!」という力が集まれば、日本のおうち英語認知は広まるのではないでしょうか。認知が広まることは、すでにおうち英語をしている子にとっても、これから出会う子にとっても良いことだと思います。

白川寧々さんが、以前おうち英語のことを「非中心的ムーブメント」と言っていました。

まさにムーブメントですよね。

おうち英語を牽引しているのは

日本政府でも文科省でも教育機関でもベネッセや塾みたいな企業でもない。

きっと我々ひとりひとりです。