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船津洋さんの『子どもの英語「超効率」勉強法』を読みました。素晴らしい本でした。この記事は特に印象的だった部分を切り取ったエントリーです。
これ、なんて読みますか?
突然ですが問題です。
aiminonit
声に出して言ってみてね
私は
アイミノニット と読みました。
船津洋さんによると
そういう風に捉えてしまうことこそが、日本人が英語を理解できない理由の第一原因だそうです。
がーん・・・
英語のできない日本人は日本語の「かな」の知識で英語を聞き取ろうとするため、
“I’m in on it!”という英語をひらがな的な捉え方、ローマ字っぽい読み方で読んでしまうそう。
ちなみに0才からおうち英語をやってきた6才息子(これから小1)に読んでもらうと・・・
「あい~ みんおんにっと」
みたいな風に読んでいました。
船津さんは
『日本語の「かな」の知識が英語を聞き取る邪魔になる』(P128)
と書いています。
(もちろん、ひらがなを勉強するなといっているのではありません。言語の特性上、日本語システムに慣れると英語の聞き取りはしにくくなるという話です)
船津さんはローマ字教育にも否定的です。
「ローマ字教育が英語のできない子を育てる」という章や本も書いている程です。
小学校に入学して一年間国語を習った子供では、言葉の音に対する分節感覚が日本語依存に変わってくるから、できることならその前に英語の読みを始めよう… と いうようなこともこの本に書いてあったと記憶。うちは小学校入学までに英語のフォネミックアウェアネス、フォニックス、英語の読みをある程度習得させる方針です。日本語(ひらがなカタカナ漢字)は入学以降に毎日沢山触れるので「日本語が書けない、読めない」になる心配はないと思いますし…。
ローマ字教育の弊害は見に覚えがあります。
私自身は小学校高学年から公文の英語を始め、文字読みから「英語の勉強」を始めました。
たしかローマ字を学校ですでに習っていたか習い中だったので、
例えば
ORANGE を覚えるのに オランゲ と覚えていました…。
これは中学高校大学のテスト対策でも変わらず、覚え方の技として使っていました。
1つの単語を覚えるのに
英語の音と意味に加えて「綴り用のローマ字音」も覚えていたなんてなんとも非効率ですね。
10万組の親子が学んだ『子どもの英語「超効率」勉強法』
船津洋さんは英語関係の名著を沢山出されています。パルキッズの代表もされている方です。
読みだしたらもう止まらないくらい、読者をどんどん引き込んでしまう書き方に船津洋さんの言語能力の高さも感じました。2時間くらいで読み終えました。
この本は本の始めのほうでまず「親が持つであろう疑問」すべてに適確に答えています。
例えば
・英語を身に着けるためには、英会話をする「場」が必要?
(答えはNOです。その理由がなるほど納得ですので是非読んでみて下さい)
・子供に英語を好きになってもらって、楽しく学べば身につく?
(これも答えはNOです。)
・子供の頃に覚えても忘れるからムダ?
(子供の身に着けた英語力を維持するには、英語を読む力、読解力が必要であるとしています。)
英語を効率的に習得するための方法、概要がよくわかる一冊でした!
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