おうち英語で目指せるバイリンガルって?

バイリンガルの定義は実は複雑1つではないのをご存知でしょうか?

インター通いなしの「おうち英語国産バイリンガル」と呼ばれる子たちは

だいたいドミナントバイリンガルですね。

教育ママ
教育ママ


ドミナントバイリンガル…?


なんざますか!それは。



⭐ドミナントバイリンガルとは

超簡単に言うと

母語は年齢相当で

第二言語は母語の水準には至らないけど

さほど支障なく使える人がドミナントバイリンガルです。

一方で、

両言語ネイティブレベルでペラペラ話せて

知的水準が同じレベルで両言語を操れる人は

⭐バランスバイリンガルと呼ばれます



(他にも分類がありますが分かりやすくするために今日はこの2つに絞ります)

この話のポイント1

バランスバイリンガルと
ドミナントバイリンガル
がある。



私は大学や仕事でどちらのタイプのバイリンガルにも

会ったことがありますが

その多くはドミナントバイリンガルでした。

ドミナントバイリンガルの方々の凄腕ぶり、

素晴らしさはこちらの記事で書いていますので、ぜひあわせてお読みください。

※素晴らしいバイリンガルと出会ってきた話






私たち一般的な日本人家庭は

ドミナントバイリンガルを目指すのが無理がなく「妥当」であり、

かつメリットも大きいと考えています。

「妥協」ではなく「妥当」ですよ!

この話のポイント2

おうち英語でインターなしに目指すべきはドミナントバイリンガル

一般的な日本人家庭が幼少期に

英語も日本語もネイティブレベル

知的発達も高水準のバランスバイリンガルに近いレベルを目指すなら、

きちんとしたバイリンガル教育を受けさせるのがベストでしょう。
(バランスバイリンガルはかなり稀な存在、厳密にはいないとも)

資金面や時間の面で親子ともに大きな努力が必要となります。

(ちなみに国内の日本人家庭でもインターに入れさえすれば簡単にバランスバイリンガルになれるかと言えばそれも間違いで、お子さんを通わせている親御さんは日本語力の維持向上を常に努力されています。気のかけ方がおうち英語家庭の我々とは段違いですし、お子さん自身も両言語の維持に日々努力しています。彼らはすごいよ。)

教育ママ
教育ママ

うちから通えるインターは年間の学費が最低でも250万ざます。
それに私にも仕事があるし家でどこまで子供の日本語をサポートできるか…。
厳しい現実ざます…。

この話のポイント3

バランスバイリンガルに近い人に育てるのは大変。現実を知るのも大事。


ネイティブ発音や日本語と同レベルの勢いで英語を話せる子

育てたいと思っていた方の

夢を壊すような話だったかもしれませんが、

※素晴らしいバイリンガルと出会ってきた話 で書いたように

ドミナントバイリンガルもめちゃくちゃ凄いですからね!!!!!!!


ドミナントバイリンガルの日本人はまだまだ稀で貴重な存在です。

この話のポイント4

ドミナントバイリンガルもバランスバイリンガルに負けじとすごい奴らだ。

教育ママ
教育ママ

ドミナントバイリンガルに育つことは大きなアドバンテージなのね。

夢が壊れたと思ったけど、考え方と手段が違うだけだったわ。



なんでドミナントバイリンガルが妥当なの?

という疑問を持つ方もいると思います。

それは、私たちの子供が 初等教育で学習に使う言語が日本語だからです。

英語にかまけすぎて日本語教育をおろそかにしていたら

ハッキリ言って学校の勉強でハンディキャップを負っているようなものです。


あわせて読みたい

おうち英語の失敗は「やりすぎ」にある


(先日小学校の先生、高校の英語教員の先生と対談した時にもその話になりました。先生の言っていることが理解できない子、書いてある日本語の文章が理解できない子がいるそうです。(英語やってるやってない関係なく)。
英語の長文読解を、先生が日本語で解説してもその「日本語が分からない」という子が英語で良い成績が取れるわけがありません。

第二言語(我が子の場合は英語)は

母語(日本語)の力を超えないということが

研究で明らかになっています。

この話のポイント5

母語の育成を意識することは大事。
それに、母語である日本語の力が低い子は英語も伸びません。



昨今の英語ブームの中、「ペラペラバイリンガルの夢」を見せる話ばかりが広まっているように感じます。ドミナントバイリンガルという言葉がもっと広まっていいと思いますね…。



話を元に戻し…



私がブログでたびたび前置きにつかう

「日本語で学校教育を受けて育つ予定の子供の場合は」

という言葉にお気づきでしょうか?

「日本語で学校教育を受けて育つ予定の子供」

「英語圏に移住が確定している子やインターに入る予定の子」

大きく違う前提は何なのかというと

先ほども言ったように1つは

「その子が学習に使う言語」です。

そしてそれによって

「妥当な英語力の目標地点」「施すべき教育」が違うというわけです。

この話のポイント6

子供の成育環境条件、前提によってやるべきことや目指すべき地点は違う。


学習に使う言語はおいそれとすぐ使いこなせるものではなく、

幼児期からのことばの積み上げがとても大事だそうです。


参考:今井むつみ「ことばと思考」 (岩波新書)「言葉をおぼえるしくみ ―母語から外国語まで」(筑摩書房)



我が家の場合

子供達は日本で小中学校教育を受ける予定ですので、

母語である日本語を最優先にしっかりと身に着け、豊かな思考力・表現力を伸ばしながら、

英語の場でも高い力を発揮できる人に成長していければと願っています。

以上が本編になります。

以下はオフレコトーク。

この話ね、

はじめは腑に落ちない人もいるかもしれません。

私自身がそうでした。

実は数年前にも、ちえみさんのブログでドミナントバイリンガルを目指そうという話を読んでいました。

日本で育つ子供は「日本語ドミナントバイリンガル」に

今読めばスーッと入ってくるお話なんですが、

当時は下地の知識もなく、自分の頭の中にあるバイリンガルイメージにも結び付かなかったので、

読んだのにしっかり理解できていなかったんですよね。

(人間の無意識は自分に都合のいい耳障りの良い話しか受け入れないとかなんとか…。)

私の講座を受けて下さる方からも「ブログで読んで分かったつもりになっていたけど、分かっていなかったようです。直接お話して初めてよく理解できました!!!!」という声をもらいます。受講者の声

闇雲にバランスバイリンガルを目指していると

数年経ってからやっと現実を理解することになるかもしれません。



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