おうち英語って何から始めたらいいの?

英語読書

音読協会認定インストラクターの辻めぐみです。

0~5才頃のお子さんがいるご家庭で

手軽に始められる「おうち英語」をご紹介します!

私と子供たちの自己紹介はこちら

家で子供と英語!今すぐ出来ること5選

ポイント
何事もものは試し!


おうち英語は「教材セット」をドーンと買わなくても始められます。

1週間程やってみて「こんな感じなんだ!」と分かってから
詳しいやり方や自分に合う教材を探すほうが選びやすいですよ。

何事もやってみなければイメージがしにくいですよね。

迷っている時間を「試す時間」にあてましょう。

おうちえいご園 辻めぐみ
おうちえいご園 辻めぐみ

家にいて今すぐ取り掛かれること、

無料で始められることを厳選しました。

1. 英語の歌をきいてみよう

おうちえいご園 辻めぐみ
おうちえいご園 辻めぐみ

子どもの英語は「音」を頭に入れるから始まります。
初期はとにかく「音」!!


子供がしっかり聞いていなくてもBGM程度でOK。

はじめから真似して歌わせたり声に出すことを促す必要もありません。

おうち英語かけ流し

※配信サービスではランダムに数百曲の音楽が再生されることがありますが、最初のうちは1~2枚のアルバムに絞ってかけるのがおすすめです。また、音をかけ流して終わりではなく、意味も分かるように紐づけしていきましょう。

おうちえいご園 辻めぐみ
おうちえいご園 辻めぐみ

具体的なおすすめ音楽も以下に紹介しますね。

歌のYouTube
Super Simple Songsチャンネルの60分曲
英語学習者に配慮のある子供向けチャンネルです。
英語教材でおなじみの歌もたっぷりです。
YouTube Musicアプリからはこちらへ

もしあなたがAmazonプライム会員なら
おすすめの英語童謡アルバムはこちらです。

追加課金なしに聴けます(時期や加入サービスにもよる)
語りかけ英語入り0さいからのえいごシャワー
楽しいテンポのMother Goose Club

英語育児の鉄板Wee Sing

デジタル視聴以外では


・英語のCD付絵本や歌集をアマゾンで購入する

・図書館の英語童謡CDを借りて聴く

※英語の音をかけるだけで英語が話せるようになる、というものではありません。ここでは段階的にステップアップするための初歩をお伝えしています。



2.英語の動画をみてみよう

お子さんが2才以上であれば

英語の子供向け番組を一緒に観て感触をチェックしてみましょう。

5~10年前であれば

子供用英語ビデオといえば絶対に購入する必要がありましたが、

今はYouTubeでも教育的な内容のものがあります。
(厳選する事は必要です。海外では放送局が運営する子供向けチャンネルもありそちらは安心です。)

おうちえいご園 辻めぐみ
おうちえいご園 辻めぐみ

おすすめの安心な子供向けチャンネルはこちらにまとめています

※お子さんの理解レベル、英語レベルにあうものを選ぶほうが効果的です。

3. 英語絵本をよんでみよう

はじめは以下に紹介するような英語圏の乳幼児向け絵本がおすすめです。

図書館で借りるか、なければ

Amazonで購入してみて下さい。

定番絵本は1000円台で買える物がほとんどです。

初心者におすすめのやさしい英語絵本

乳幼児のおうち英語初期におすすめの英語絵本

Eric Carle/ Bill Martin Jr.の絵本
Spotシリーズ
Karen Katzの絵本

4. 英語育児本を1冊よんでみよう

おうちえいご園 辻めぐみ
おうちえいご園 辻めぐみ

おうち英語の情報収集は今やネットやSNSでも可能ですが
果たしてそれらの情報をどれだけ信じていいものでしょうか?
特に個人の経験談は参考程度にとどめて(このブログも含め…)
ご自身のお子さんの反応をよくみるのがおすすめです。



信頼性の面ではやはり書籍情報です。

まずは保護者向けに書かれた本を1冊、入手してみて下さい。

いろんな本を読み進める中で、

自分にベストな方法がなんなのかが見えてきます。

おうちえいご園 辻めぐみ
おうちえいご園 辻めぐみ

まとめられた情報をいっきに聞きたい方は、

音読協会協賛で私が提供している

4時間でおうち英語のやり方が分かる講座の受講を検討してみてくださいね。

5.英語教材サンプルをみてみよう

英語教材の無料サンプルDVDやCDは

その教材の良いとこどりが詰まっているので

実は良い無料リソースにもなりえます。

また、親向けの教材資料DVDでは

家庭英語教育の手法を分かりやすく解説してくれていますので

「親がネイティブじゃなくてもこうすれば英語が話せるようになるんだ!」

というイメージがつけやすいです。

セットがあったほうが初期は特に楽です。逐一だれかに聞きながら進めたいという方はセット教材を正規購入し会員サービスを使い倒すのがおすすめ。
でも逆に、マニュアル通り進めるのが苦手、マイペースでやりたい、自分自身英語が好きだし学び直したいという方は教材セットを使わない方法もアリですよ。

私にとって「幼児の英語習得」は子育てでいちばん大事にしていることではありません。素朴な、愛情のある家庭環境の中で、子供の興味関心や好奇心を大切にしながら育てたい、大切な母語とのバランスもしっかり見ていきたい、そんな気持ちから、親にとって多少手間がかかっても子供に合わせたオリジナルの英語環境を作ってきました。

0円から出来るおうち英語のスタート例

普通の日本人・田中さん親子が登場します。

田中さんは「動物」が大好きな娘あおいちゃんに

“Brown Bear Brown Bear, What do you see?”という英語の絵本を図書館でみつけて借りてきました。

単調な繰り返し英語の絵本だったので自分でも読み聞かせ出来そうでしたが、
YouTubeで”Brown bear what do you see Read aloud”(訳:本の名前 + 「読み聞かせ」)と入力し検索して出てきたこの動画をひとりで観て練習しました。

その後、この絵本をメロディに乗せた歌もあることを知り、子どもと一緒にYouTubeで聴いて覚えました。

そのうちあおいちゃんは”Bear””Monkey”などの単語を覚えました。

いろいろ検索してると茶色のクマが英語の歌に合わせて動作をする歌をYouTubeで見つけ、あおいちゃんは”Turn Around”(周る)や”Touch”(触る)などの動詞も体で覚えていきました。お気に入りのクマちゃん(になりきってる田中さん)と一緒に踊って楽しく遊びました。

英語絵本で有名なエリックカールのシリーズが気に入り、”From Head to Toe”という絵本も繰り返しよみました。そうするうちにあの歌、”Head Shoulders Knees and Toes”(頭肩ひざポンのような歌)もあおいちゃんはすぐに覚えて楽しく体を動かすようになりました。

試しに中古のディズニー英語システムのプレイアロングDVD&CDを購入すると、子供が体の部位や動作が沢山入っていたのでさらに英語が定着しました。同時進行で他にも興味のある英語絵本や歌に常に親しみ、その頃には50語以上の英単語を理解していました。

4才になった頃、水族館に行き海の生き物が大好きになったあおいちゃん、海の生き物の無料英語教材を探してみたらびっくりするほど沢山ありました。
それを使って遊んだら”Shark”(鮫)やSwim(泳ぐ)という単語を覚えました。詳細記事こちら

好きなことと絡めてネタを提供するとどんどんスポンジのように吸収していきます。

無料オンライン教材の動物のカードを使って一緒に好きな動物の名前を英語で呼んで遊びました。

こうしてあおいちゃんの興味の広がりとともに英語力が自然とついていきました。

あおいちゃんが喜ぶので田中さんにとって英語の絵本やオンラインコンテンツを見つける作業は全く苦ではなく、むしろ育児中の楽しみや息抜きでした。

1つおもしろい英語コンテンツや教材を見つけると、芋づる方式にどんどん好きなもの、楽しいことが増えていき、「英語」が日常生活の一部になりました。

4才台にはあおいちゃんは英語に全く抵抗のない状態で、英語でも日本語でも絵本や歌、アニメ、遊びを楽しむことが出来るようになりました。

英語教室の見学にいったら、長く通っているお子さんよりも英語が分かるようで田中さんはびっくりしました。

英語プリスクールにただ通ってもペラペラにはならないって話。

4才台からお母さんの真似をして英語絵本を読む姿が見え始めました。

5才で英語を読むための取り組みを始めると英語の簡単な文字(Bus, Cat, Car等)が読めるようになっていきました。

そして、驚くべきことに、日々英語の絵本を読み聞かせ続けた田中さん自身の英語力もグンと伸びていました。

・・・・

以上、英語手始めスタート編でした。

お分かりかもしれませんが、
ほぼ私が辿ったストーリーをデフォルメしたものです。

※英語での声掛けもたまにしていましたが、普段の会話は基本日本語で英語を使うのは時々でした。日本の小学校に通う予定のお子さんにとっては日本語の親子の会話や語りかけが非常に大切だと考えていますので、1日中英語で語りかける事はおすすめしていません。

0~3才の英語教育 秘訣は子供の「この姿」

*おうち英語の注意点*

おうち英語は効果がありますが、やりすぎた場合の悪影響も可能性がゼロではありませんのでこちらも併せてお読みください。

余談:私のおうち英語の始まりとブログ誕生

私がおうち英語にはまるきっかけとなった出来事は2つあります。

1つは、たまたま図書館で借りた絵本「Nicky Loves Daddy」を当時生後半年の息子が大喜びしたこと。


その絵本にはまって1年程たった頃だったでしょうか、これまた図書館でたまたま「赤ちゃんからの英語レッスン」という本に出会いました。

それまではあまり英語習得を意識せずにやってきた英語絵本読み聞かせですが、何やら良いらしい情報。

その本も含め、後から読んだ本で、英語絵本を主軸におうち英語をしたのがどのくらい良いことだったかを後から知ることになりました。

現在小学生になった2人の我が子は「英語多読」と「オンラインスクールで英語”で”学習する」ことを中心に、将来につながる英語力を伸ばしていっています。

もう1つは、ディズニー英語システムとの出会い。

周りのママ友から話を聞いて知ったディズニー英語(DWE)

お試し教材に入っていたDVDを観て衝撃。

え~日本に住んでいて親が英語まったく話せなくても子どもがこんなにペラペラになるの??うっそ~ん??

でもこのやり方(母国語方式)なら本当にネイティブの子供が英語を習得するときのように英語を話せるようになりそうだと腑に落ちるものがありました。

その後に読み漁った英語教育本に書かれていた英語の習得方法にも通じるものがありました。

DWEは喉から手が出る程欲しかったけどお値段がネックで正規購入は留まり…
DWEの中古教材を購入。数年間で計5万円分くらい買いました。

中古でも我が家にとっては存分に使える内容で、子供が~3才までは重宝しました。

我が家は子供の興味関心や知的好奇心を大切にすることを主軸に、教材ではなく絵本絵本主軸のおうち英語をやってきました

様々な英語絵本やコンテンツを親が取捨選択する「おうち英語」です。

数年がたち…子どもに予想以上の英語力がつき手ごたえを感じました。

子ども達の実際の成長記録動画一覧はこのページに掲載しています。

それをもっと多くの人に知って欲しい!

義務的勉強ではなく好きな事や親子の時間の中で英語と出会う子が増えて欲しい!

英語絵本で親子の時間を楽しみながら世界を拡げて欲しい!

そんな思いの詰まったこのブログが、

みなさんの「英語を取り入れるきっかけ」になれば幸いです。



※2020年より音読協会の英語絵本読み聞かせインストラクターとなり、地域ボランティアとして日英絵本読み聞かせ会やおうち英語レッスンを行っています。有償サービスではおうち英語の講座を開講しています。

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